レオパレス21は実際どう?審査難易度・初期費用・メリットデメリットを現役仲介業者が徹底解説

「レオパレスってどうなの?」「審査は本当に通りやすいの?」——物件探しをしていると、一度はこの名前を目にする方が多いのではないでしょうか。

かりる君
かりる君

レオパレスは防音性が悪いってよく聞くけど、実際はどうなんだろう?

賃さん
賃さん

実際にレオパレスに住んでいた方への取材をもとにデメリットについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

良い評判も悪い評判もネット上に溢れていて、結局何が本当なのか分かりづらいのではないでしょうか。

本記事では、現役仲介業者の立場から、レオパレス21の審査の実態・初期費用・メリットデメリットを整理してお伝えします。

結論から言うと、レオパレス物件のメリット、デメリットは以下の通りです。

レオパレスのメリット

  • 家具家電付きで初期費用・引っ越し費用を抑えられる
  • 短期契約に対応しており、転勤・単身赴任・急な上京にも動きやすい
  • 全国に物件があり、どこに転居しても近い住環境を再現しやすい
  • 保証会社の選択肢が複数あり、審査に不安がある人でも通過ルートを探しやすい

レオパレスのデメリット

  • 木造・軽量鉄骨造の物件が多く、防音性は物件・築年数による差が大きい
  • 備え付けのインターネット回線(レオネット)は速度面で不満の声もある
  • 家具家電付きである分、同条件の物件と比べて家賃がやや高く感じられることがある
  • 退去時費用について、事前確認を怠るとトラブルになるケースがある
  • 一部の古い物件では過去に施工不良の問題があった(対象は限定的、現在は改修対応済み)

レオパレス21とはどんな賃貸か

レオパレス21は、全国に物件を展開する賃貸ブランドで、最大の特徴は家具家電付きの部屋を短期契約からでも借りられる点にあります。

単身赴任や転勤、就職・進学での上京など、生活の拠点を一時的に移す人に選ばれてきました。

エリアを問わず似た仕様の部屋が見つかりやすいことも、忙しい引っ越しの中では大きな安心材料になります。

レオパレスの審査は実際どのくらい厳しい/緩いのか

審査に不安がある方が一番気になるのがこのポイントだと思います。

レオパレスの入居審査は、完全子会社のプラザ賃貸管理保証で行われます。

審査の基準は以下の通りです。

  • 安定かつ継続した収入
  • 家賃と収入のバランスが整っている(手取りの3分の1以下までが一般的)
  • 暴力団関係者でないこと
  • 申し込み情報に虚偽がないこと

プラザ賃貸管理保証は、他の大手賃貸ブランド、保証会社と比べて審査難易度がかなり緩い点が特徴です。

信用情報を参照せず独自の基準で審査を行う独立系保証会社に属ため、滞納や債務整理、

マンスリー利用も可能で短期の入居者が多い点から、入居できることが前提の審査難易度になっています。

レオパレスの入居審査期間は何日?

レオパレスの審査期間は1~3日程度が目安です。

審査期間目安
レオパレス1~3日
一般的な賃貸3~7日

通常の賃貸が保証会社審査→オーナー審査と進むのに対し、レオパレスは保証会社審査のみのため、審査スピードも非常にスムーズです。


レオパレスのメリット

レオパレス物件のメリットは以下の通りです。

  • 初期費用を抑えられる:家具家電付きのため、引っ越し時に揃える家財道具のコストがかからない
  • 短期契約に対応:マンスリー契約から転勤や就職など、居住期間が読みにくい人でも契約しやすい
  • 全国に物件がある:転居先が変わっても同じような住環境を再現しやすい
  • 審査の間口が広め:保証会社の選択肢が複数あるため、審査に不安がある人でも通過ルートを探しやすい

初期費用を抑えられる

レオパレス物件は、敷金・礼金・仲介手数料がかかりません。

また、初期費用の内訳は、前家賃・礼金・保証会社利用料・火災保険料などが基本構成です。

家具家電付きである分入居後に別途購入する費用がかからないため、引っ越し代などをトータルで見ると割安になる場合が多いです。

初期費用目安
(家賃5万、1Kの場合) 
レオパレス一般的な賃貸
(家具家電なし)
敷金0円30㎡以上は1ヶ月分かかる場合あり)家賃1ヶ月分(約5万円)
礼金0〜1ヶ月分(キャンペーンにより変動)家賃1ヶ月分(約5万円)
仲介手数料0円家賃0.5〜1ヶ月分(約2.5〜5万円)
前家賃・日割り家賃あり(キャンペーンで0円になる場合も)あり(約5万円)
保証会社利用料家賃の100〜120%家賃の50〜100%程度(保証会社利用の場合)
火災保険料あり(1〜2万円程度)あり(1〜2万円程度)
退去時清掃費契約時前払いのケースあり退去時精算が一般的
初期費用小計約20〜30万円約22〜25万円
家具家電購入費0円(備え付け)約10〜40万円(ベッド・冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ等一式)
引っ越し代2〜5万円(荷物が少なく済むため単身パックなど低価格プランで対応可能なケースが多い)3〜8万円(家具家電を運ぶ場合は荷物量が増え割高になりやすい)
総合計目安約22〜35万円約35〜73万円

時期によってはキャンペーンで初期費用が抑えられることもあるので、契約時期に応じた最新情報を公式サイトや担当者に確認するのがおすすめです。

マンスリー契約が可能

最短30日から1日単位(最長365日)で利用期間を決められます。

出張や単身赴任など、短期間の契約が可能です。

全国に物件がある

レオパレスは全国に約54万室もの物件を持っており、エリア問わず幅広い選択肢があります。

実際の検索画面はこちらです。

レオパレスのデメリット・注意点

良い面だけでなく、契約前に知っておくべき注意点も正直にお伝えします。

  • 過去の施工不良問題:一部物件で建築基準に関わる問題が過去に発覚し、対象物件の補修対応が行われてきました。
  • 防音性:木造・軽量鉄骨造の物件が多く、隣室や上下階の生活音が気になるという声があります。
  • インターネット回線(レオネット):物件によっては回線速度に不満の声もあるため、在宅ワークなど通信環境を重視する方は事前確認をおすすめします。
  • 家賃がエリア相場よりやや高めに感じるケース:家具家電付きである分、同条件の一般物件と比べると家賃が割高に見えることがあります。
  • 退去時費用:原状回復の範囲や費用について、入居前の認識と退去時の請求にギャップが生じてトラブルになるケースが報告されています。契約時に原状回復の条件をよく確認しておくことが重要です。

過去の施工不良問題は今も心配すべき?

レオパレスは2018〜2019年にかけて、一部物件で界壁(天井裏の仕切り壁)の未設置など建築基準に関わる施工不良が発覚しました。

対象となったのは1324棟、約1万4千人の入居者に転居が要請され、対象物件は主に1996〜2001年に建設された古いタイプのアパートが中心でした。

過去に大きく報道された分、検索すると当時の情報が今も上位に出てきますが、これは約20年前後に建てられた一部物件の話であり、現在の新規契約物件すべてに当てはまるものではありません。

契約前に気になる場合は、内見時に建築年をチェックしたり、担当者に対象物件でないか確認するのがよいでしょう。

防音性は実際どうなのか

「壁が薄い」はレオパレスに関する検索でほぼ必ず出てくるキーワードです。SNSやブログでは、隣室の話し声や生活音が気になったという声が一定数見られます。

一方で、実際に住んだ人の声を見ると、築年数が新しい物件では音が気にならなかったという口コミも増えてきており、壁に耳を当てなければ会話の内容までは聞き取れない程度と感じている人もいます。

知人A
知人A

転勤で複数のレオパレス物件に住んでいましたが、2008年築の物件に住んでいた時は、古い物件に比べると防音性がかなり上がっているように感じます。

北海道の物件は、冬場はちょっと寒かった記憶がありますね……

  • 複数人呼んで騒ぐとさすがにわかる
  • 隣室の入居者によっても感じ方が変わる

体感には個人差と物件差が大きく出る部分なので、内見時に隣室との位置関係や壁の厚みを確認する、可能であれば時間帯を変えて生活音を確認する、などの事前チェックが一番の対策になります。


レオパレスが向いている人・向いていない人

向いている人

  • 短期間の居住が見込まれる人(転勤・単身赴任・就職活動中など)
  • 家具家電を揃える初期費用を抑えたい人
  • 審査に不安があり、生活の立て直しをはかっている人

向いていない人

  • 長期的に静かな環境で暮らしたい人
  • 在宅ワークなどで安定した通信環境を最優先する人
  • 退去費用のトラブルを避けたく、原状回復の条件を細かく詰めたい人

内見時・契約前に確認すべきチェックリスト

内見・契約時は以下について注意しましょう。

  • 内見時に隣室・上下階の音の伝わり方を実際に確認する
  • 部屋のインターネット回線速度を事前に問い合わせる
  • 重要事項説明で退去時の原状回復条件を必ず確認する
  • 審査に不安がある場合は、複数の保証会社ルートがあるか担当者に相談する

他の選択肢との比較

初期費用を抑えたい、審査に不安があるという軸で比較検討するなら、ビレッジハウスも選択肢に入ります。

敷金・礼金・仲介手数料が原則ゼロという特徴があり、レオパレスと比べて礼金なしかつ多数の初期費用キャンペーンがあるなど、コストを抑えて入居することができます。

一方で、家具家電がついていない・団地を改築しているため都市部に物件が少ないというデメリットもあります。

それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、自分の優先順位に合う方を選ぶのがおすすめです。

ビレッジハウスの詳細、メリット・デメリットの解説はこちら


まとめ:レオパレス物件は低コストで便利だが、注意点もある

レオパレス21は、家具家電付きで初期費用を抑えられる、短期契約がしやすい、全国どこでも同じような住環境を再現しやすいという点で、特に転勤・単身赴任・初めての一人暮らしに向いている賃貸です。

審査面でも保証会社の選択肢が複数あるため、審査に不安がある人にとって選択肢の一つになり得ます。

一方で、防音性やインターネット回線、退去時費用など、契約前に知っておいた方がいい注意点もあります。

ただし今回見てきた通り、これらの多くは「事前に確認しておけば防げる」「物件による差が大きい」類のものであり、レオパレスだから絶対にダメというより、内見時・契約時にどれだけチェックできるかで満足度が変わるというのが実情です。

結局のところ、レオパレスが向いているかどうかは、

  • 短期〜中期の住まいを探しているか、長期定住を前提にしているか
  • 初期費用を抑えたいか、住環境の静かさを最優先したいか
  • 審査に不安があり、複数の保証ルートがある物件を探しているか

この3つの軸で自分の優先順位を整理すれば、判断がつきやすくなります。

気になる点が絞れたら、無理に結論を急がず、実際に物件を内見して自分の目で確認するのが一番確実です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました